「忙しい朝、時間がないけれど髪型はしっかり決めたい。」
「ヘアセットしたいけど、ワックスを使うと手がベタつくから苦手」
「手軽にヘアセットを楽しみたい」
ヘアセットを楽しみたいときに、最も手にとるのは「ヘアワックス」ではないでしょうか?
ヘアワックスとは、主にクリーム状の整髪料のことを指しますが、種類は豊富でジェル状のものなどもあります。
しかし、ヘアワックスはセットするのに時間がかかったり、手がベタつくなどのデメリットがあるのです。
そこで、当記事では、ヘアワックスに代わるスプレーワックスについて解説していきます。
スプレーワックスは、一般的なクリーム状のワックスに比べ手軽にスタイリングができるため、上記のような悩みを抱えている人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
スプレーワックスとヘアスプレーの違いとは?
まず最初に、よく混同されがちな「スプレーワックス」と「ヘアスプレー」の違いについて解説します。
スプレーワックスは、スタイリングとホールド力を兼ね備えたアイテムであり、髪の毛に柔らかなテクスチャーと自然な動きを与えるのが特徴です。
スプレーワックスには、髪に弾力を与える成分が配合されており、スタイルの調整がしやすくなっています。
一方で、ヘアスプレーは主にセットした髪型をキープするために使われるものであり、髪を固める力が強いです。
そのため、スプレーワックスを使うと、髪が自然に見える一方で、ヘアスプレーは髪型の長時間維持に適しています。
それぞれのアイテムには異なる特徴があり、用途によって使い分けることが重要です。
スプレーワックスのメリットは手軽さにある
スプレーワックスの大きな魅力は、手軽さにあります。
ワックスとスプレーが一体となっているため、1本でスタイリングとセットを同時に行うことができるのです。
それでは、スプレーワックスの具体的なメリットについて紹介します。
メリット1:ヘアセットの時間短縮
忙しい朝にとって、時間は貴重です。
スプレーワックスは、通常のワックスを手に取って伸ばす手間が省けるため、短時間でヘアセットを完了させることができます。
さらに、スプレー式であるため、髪全体に均等にワックスを分散させることができ、ムラのない仕上がりが可能です。
メリット2:手が汚れにくい
従来のワックスを使うと、どうしても手がベタベタしてしまい、洗い流すのに時間がかかることがあります。
しかし、スプレーワックスであれば、直接髪に噴霧するだけなので、手が汚れる心配がありません。
ヘアスタイルを決める際に、塗布した髪に触れる必要があるため、全く手が汚れないというわけにはいきませんが、セット完了後は指先を洗うくらいに抑えることができます。
ですので、外出先でのセット直しにも使いやすいです。
メリット3:軽い仕上がりを実現できる
スプレーワックスは、エアリー感のあるヘアスタイルを作ることができます。
そのため、髪に自然な動きを持たせたい、ボリューム感を出したいという方にぴったりです。
通常のワックスは油分が多く、重さで髪がペタンとしがちですが、スプレーワックスは髪に負担をかけずにスタイリングが可能となります。
そのため、髪の毛が細い人や柔らかい毛質の人におすすめです。
スプレーワックスの選び方
次に、 スプレーワックスの選び方について解説していきます。
スプレーワックスを選ぶ際には、以下のポイントに注意すると良いでしょう。
1. ホールド力の強さ
あなたの髪質やスタイルに合わせて、ホールド力の強さを選ぶことをおすすめします。
強めのホールド力があるものは、セットした髪型を長時間キープしたい場合に適しています。
反対に、ガチガチなセットを好まない人は、ホールド力の弱いものを選びましょう。
2. 仕上がりの質感
マットな仕上がりか、ツヤ感のある仕上がりか、あなたの好みに合わせて選びましょう。
ナチュラルな質感が好きな方は、マットなスプレーワックスがおすすめです。
3. 香り
毎日使うものだからこそ、香りも重要なポイントです。
あなたの好みの香りや、他人に好感を持たれる香りを選ぶと良いでしょう。
香りは製品ボトルの後ろに記載されていることが多いですが、ドラックストアや百貨店に足を運び、テスターを使用してみるのが確実です。
4. コストパフォーマンス
やっぱり、コスパも重要です。
毎日使用するものなので、価格と量、そして効果のバランスを考えて選ぶことが大切です。
スプレーワックスの平均価格は、一般的には約700円代後半から5,000円代まで幅広く販売されています。
あなたに合った価格帯を選びましょう。
スプレーワックスの持ち運びやすさ
スプレーワックスは、コンパクトなサイズ感も大きな魅力です。
通常のヘアワックスやジェルは、容器やチューブに入っており、持ち運びに不便といえるサイズ感ではありません。
同様に、スプレーワックスはボトルタイプで軽量なので、カバンに入れてもかさばらず、出先でのスタイリング直しが簡単に行えます。
また、スプレーワックスは手のベタつきを抑えることもできるので、容器が汚れにくいという点もメリットとなるのです。
旅行や出張、外出が多い方にとって、スプレーワックスは持ち運びのしやすいスタイリング剤になります。
スプレーワックスの使用方法とコツ
スプレーワックスの効果を最大限に引き出すためには、正しい使用方法を知ることが重要です。
以下に、基本的な使用方法といくつかのコツを紹介します。
1. 髪を適度に乾かす
スプレーワックスを使う前に、髪をしっかり乾かすことが大切です。
濡れた髪に使用すると、ワックスが均等に行き渡らず、スタイリングがうまくいかないことがあります。
タオルドライやドライヤーで、髪を適度に乾かしてから使用しましょう。
2. 適量を噴霧する
スプレーワックスを使う際は、髪全体に均等に噴霧することが大切です。
1カ所に集中してかけすぎると、重くなってしまい、自然な仕上がりが損なわれる可能性があります。
そのため、髪の根元から毛先まで、均等にスプレーすることで、理想的な仕上がりが得られるのです。
3.ヘアアイロンとの併用
よりしっかりとしたセット力が必要な場合は、スプレーワックスを使用した後にヘアアイロンでスタイリングを仕上げると効果的です。
とくに、パーマスタイルやクセ毛の方は、アイロンで整えた後にスプレーワックスを使用することで、崩れにくいスタイルを作ることができます。
4.長時間のキープには追加スプレー
一度スタイリングを終えた後でも、外出中に髪型が崩れた場合は、再度スプレーワックスを軽くかけ直すことで、長時間キープが可能になります。
商品によっては、携帯用のミニサイズも販売されているため、いつでもどこでもサッと直せて便利です。
スプレーワックスのデメリットにも注意
スプレーワックスには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。
以下に、代表的なデメリットを紹介します。
1. 使用量によるベタつき
スプレーワックスは手軽で便利ですが、使用量を誤ると髪がベタつくことがあります。
とくに、髪の毛が細い方や、油分が多い方は、少量ずつ調整しながら使用することをおすすめします。
2. 一部の髪質には不向き
スプレーワックスは軽い仕上がりが特徴ですが、髪質によってはスタイルが長時間キープできない場合があります。
極端にクセ毛や硬い髪質の方は、スプレーワックスではなく、より強力なホールド力を持つワックスやジェルを選ぶ方が適している場合があるため、注意しましょう。
3. 髪のダメージリスク
頻繁にスプレーワックスを使用すると、髪のダメージにつながる可能性があります。
成分に含まれるアルコールやシリコンが、髪の乾燥やダメージを引き起こすことがあるため、使用後はしっかりと洗い流し、保湿ケアを行うことが大切です。
スプレーワックスと他のスタイリング剤との併用
スプレーワックスは、単体でも効果的ですが、他のスタイリング剤と併用することで、さらに多様なスタイリングが可能になります。
以下に、いくつかの併用例を紹介します。
1. ワックスとの併用
通常のヘアワックスを併用することで、より立体感のあるスタイルが作れます。
とくに、ボリューム感を出したい部分にはスプレーワックスを、細かいディテールを整えたい部分には通常のワックスを使用すると良いでしょう。
2. ヘアジェルとの併用
ウェットな質感(濡れた髪のような印象)を求める方は、スプレーワックスとヘアジェルの併用がおすすめです。
ジェルでベースを作り、スプレーワックスで仕上げることで、艶やかな仕上がりとホールド力を同時に得ることができます。
3. ヘアスプレーとの併用
最後に、ヘアスプレーとの併用です。
スプレーワックスでスタイルを整えた後に、ヘアスプレーを軽くかけることで、セットした髪型がより長時間維持されます。
とくに、外出先での風や湿気によるスタイル崩れを防ぐ効果があるため、天気などによって使い分けると効果的です。
まとめ
今回は、忙しい朝でも手軽にスタイリングができる「スプレーワックス」のメリットについて解説しました。
当記事をまとめると
・スプレーワックスは、ワックスとスプレーの機能を兼ね備えたスタイリング剤である
・ヘアスプレーとは異なり、自然な仕上がりを実現できる
・忙しい朝の時間短縮や、手が汚れにくいという利点がある
・軽い仕上がりで、髪に自然な動きやボリュームを与えることができる
・スプレーワックスを選ぶ際は、ホールド力や仕上がりの質感、香りに注意が必要である
スプレーワックスのメリットだけでなく、選び方や使用方法、さらにはデメリットについても詳しく解説しました。
スプレーワックスをうまく活用して、忙しい朝でも手軽に理想のヘアスタイルを手に入れましょう。
当記事が、あなたのお役にたてば幸いです。