ニューエラキャップはプロ野球球団が採用していたりとスポーツ用品としての一面もありながら、ファッションアイテムとしても多くの人々に親しまれています。
ニューエラキャップで象徴的な部分の一つとして、ツバについているシールが挙げられます。
このシールについては、剝がすべきか剝がさないべきかが長年にわたって議論になっています。
またそもそもシールの本来の意味、種類などを知らずにその議論をしている人も多くいるでしょう。
今回は、ニューエラキャップのシールに関する情報を幅広く取り扱い、ご紹介していきます。
ニューエラキャップのシールにはどんなことが書かれていて、どんな種類があるのか
ニューエラキャップのシールは単に飾りでついているわけではなく、ちゃんと役割があります。
そのシールを見ることでキャップ自体の情報が一目でわかります。
また、シールには色別で何種類か種類があり、その種類に応じても人の好みや、人気の違いもあります。
ニューエラキャップのシールには何が書かれているのか
ニューエラキャップには以下のことが書かれています。
ブランドのロゴ
シールの中央には「New Era」のロゴが大きく描かれています。
これは、キャップがニューエラ製であることを示す証です。
サイズ情報
シールにはキャップのサイズが記載されています。
例えば、「7 1/4」や「7 1/2」といった数字があり、頭のサイズに応じたフィッティング情報が記載されています。
製品情報
一部のシールには、キャップのモデル名や製造国などの追加情報も含まれています。
ニューエラキャップのシールの色の種類
ニューエラキャップのシールには、デザインやモデルによって様々な色が存在します。
一般的なバリエーションは以下の通りです。
ゴールド
最も一般的でスタンダードなシールの色です。高級感を醸し出すために使用されることが多いです。
シルバー
ゴールドの代替としてシルバーもよく見られます。クールな印象を与える色です。
ブラック
特定の限定モデルやコラボレーションモデルで使用されることがあります。シックでスタイリッシュな印象を与えます。
カスタムカラー
一部の特別エディションでは、赤や青などのカスタムカラーが使用されることもあります。
ニューエラキャップのシールを剝がさない理由
ニューエラキャップのシールについて少し理解ができたところでシールを剝がさない理由についてご紹介していきます。
そもそもキャップのシールは剝がすのが当たり前でしょ?と思っている方もいらっしゃるかもしれません。
ニューエラキャップでなければ当たり前のように剝がしてしまうと思いますが、ニューエラキャップだけは別物なのです。
ニューエラキャップのシールを剝がさない理由は、アメリカのアフリカ系アメリカ人による文化に大きな関わりがあると言われています。
その文化の中では高級ファッションアイテムであるニューエラキャップの偽物や中古品が多く出回っている時期がありました。
そんな中、シールを剝がさないことで、新品の証明や本物の証明になるという理由で剝がさない文化が生まれたと言われています。
その文化がやがて世界中に広まり、おしゃれに敏感な人やセレブなどに受け入れられ、シールを剝がさないことがかっこいいという価値観を生み出しました。
この価値観は個性を強調する手段としても捉えられており、シールをあえてツバの裏側に貼ることでひと味違ったファッションを楽しむことにも繋がっています。
ニューエラキャップのシールを剥がす理由
ここではあえて「反対に」という表現をしますが、反対にニューエラキャップのシールを剝がす理由はなんでしょうか。
実用性の観点から
シールを剥がさない場合、日焼けや汚れによって跡が残ることがあります。
特に長時間屋外で使用する場合、シール部分だけが色あせないため、剥がすとその部分がはっきりと目立ってしまいます。
また、シールがあると洗濯がしにくく、汚れが溜まりやすくなります。
見た目の好み
シールを剥がす派の中には、「シールを貼ったままだと幼い感じがする」と感じる人がいます。
シールを剝がさないことが自己主張の面もあることがその所以かもしれません。
また、シンプルで洗練された外観を好む人は、シールを剥がすことでより大人っぽい印象を与えたいと考えることが多いのでしょう。
伝統と習慣
プロのスポーツ選手たちは通常、シールを剥がしてプレーしています。
これは、試合中にシールが邪魔になる可能性があるためです。
このため、スポーツファンや伝統を重んじる人々はシールを剥がすことが多いです。
また、一部のファンは、プロ選手と同じようにキャップを扱うことで、彼らへの敬意を表しています。
シールを剝がさない理由と剥がす理由をまとめてみると
ニューエラキャップのシールを剝がす派、剝がさない派の意見・考え方をまとめると以下の通りです。
シールを剥がさない派のポイント
文化的尊重
アフリカ系アメリカ人が築き上げた文化を尊重し、そのスタイルを維持するという考え方、価値観がある。
おしゃれとしての一面
アフリカ系アメリカ人が築き上げた文化を起源とした個性を強調し、そのスタイリッシュな外観を追求する。
流行を意識
シールを剝がさないという最新の流行ファッションを追い求めたり、セレブやアーティストのスタイルを真似することでトレンドを押さえる。
シールを剥がす派のポイント
実用性
日焼けや汚れのリスクを避け、洗濯やメンテナンスを簡単にできるようにする。また気兼ねなくニューエラキャップを使用できるようにする。
リスペクトを込めて
シンプルで洗練された外観や、使用しているスポーツ選手へのリスペクトのもとに、シールを剝がすことを選択する。
個人的な好み
剝がす、剝がさないということに執着しておらず、自分がどうしたいのかに着目した考え方のもと、その結果としてシールを剝がすことを選択する。
まとめ
ニューエラキャップのシールについての議論はファッションと文化、実用性などに考え方があり、どれか一つの考え方や表現方法だけでは語ることができません。
ましてやそこに個人の表現や固有スタイルまで入り混じることで問題は複雑化してしまいます。
大切なことは、シールひとつとってもいろいろな考え方、ルーツがあり、その要素から個人の判断が伴うことで、個性が生まれるということです。
その為、ひとえに個性といっても複雑で立体的な考えのもとに成り立っていることを理解して、ファッションアイテムを楽しむべきです。
個人のお好みでシールを剥がす、剥がさないことを検討しましょう。
この記事が参考になり、皆様が一段上の男性になれることを祈っています。